実家立て直しでピアノが処分されました

私が小学生になった時、家にヤマハのピアノが来ました。

音楽好きで、幼稚園の頃にはピアノが弾けるようになっていた私のために、両親が買ってくれたのです。

当時のピアノの椅子はコンサートのときに使うような椅子ではなく、丸くてクルクル回して高さを調節するタイプのものでした。

私はそのピアノをとても大事にしていました。

中学生になるまでピアノの教室に通っていましたが、中学生になるのと同時に私は洋楽のロックに夢中になって、クラシックピアノを弾くのが嫌になってしまいました。

私は自分のヤマハのピアノで洋楽をコピーして自己流で演奏してエンジョイしていました。

私はロックとかジャズとかのピアノ演奏をするようになって、それなりに楽しんで弾いていました。

私はアメリカの大学に進学しましたので、家にピアノを置いたまま渡米しました。

17年のアメリカ滞在中に実家が建て替えることになって、弾き手がいないピアノは邪魔者扱いになったのです。

ピアノの処分は両親が決めました。

私には発言権がなかたたのです。

私のピアノはとてもいい材料で作られていて、今ではグランドピアノにしか使われないような木を使って作られていました。

ピアノの買い取り業者がピアノを取りに来る前に私はピアノを弾きました。

長く離れていたのですぐにはうまく弾けませんでしたが、1時間も弾いていたら感が戻ってきて上手に弾けるようになりました。

私のピアノは業者によって4万円で売られてしまいました。

私は長年弾いていたピアノと別れるのがつらくて号泣しました。

家が新しくなるために、古いピアノはピアノの買い取り手順を参考に簡単に処分されたのです。

ピアノがなくなった部屋はガランとしていて、すごく淋しかったです。

ピアノを弾きたいと思っても、もうないので弾くことができません。

実家は兄の名義になっているので、ピアノを弾かない兄には単なる邪魔な道具にしか過ぎないのでした。

たった4万円で売られて行った私のピアノはその後どうなったのか、今でも気になります。